今日も世界で迷子。

小心者の冒険者。長年勤めたお仕事を辞め、海外をぐるりとしていました。公務員を辞めて思うことや、旅の記録を綴っています。

ブラジャーは誰のため?〜旅する女の下着事情〜

わたしの旅の最中の下着は次のとおり。

・ブラトップ 2枚
ショーツ  2枚   以上。

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当然ながらこんな下着持っていってないわよ

その他、わたしは睡眠をすごく大切にしているので、睡眠時に着用するスポーツブラとタンクトップが1枚ずつ。あと、生理用ショーツも1枚持ち歩いていた。

え、2枚だと足りないじゃない?と思われるかもしれないが、毎日手洗いすることで苦労することなく清潔な下着をつけられていた(と思う)。

ショーツはTRINPが出しているsloggiと、水着のインナーパンツを1枚づつ使っていた。


 


重要なのは、すぐ乾くこと。
だいたい、夜シャワーを浴びるときに下着を一緒に洗い、ベッドの周りに引っ掛けて干しておけば、朝には乾いている優れものだった。

あと、宿によっては男性と一緒の大部屋に眠ることもあったので、レースがついているフリフリのショーツを干すのはためらわれたし(海外の女の子は関係なくTバックパンティを干していたけど)、まずレースなんて、手でギュッと絞ったらビリっと破けてしまいそうなので、2ヶ国目のマレーシアで日本に送った。

ブラトップは、ユニクロの速乾性のものを1枚。
これは締め付けが強いので、ヨガをするときにはこれを着用していた。
もう1枚は、どこかの通販で買った肌触りのよいもの。
少し締め付けが弱いので、長時間バスで移動などの時はこちらを着用。

あと、タイの島では水着を着ていたこともある。

そして日本に戻ってきて、さぁワイヤーつきのブラジャーをいざしようと思ったら、全然快適ではなく、まだ1回しか着用していない。しかも、そのつけ心地も最悪だった。

これまで、仕事をしている時はもちろん毎日ブラジャーをつけていた。
今思えば、日々快適じゃなかったような気がする。
ブラジャーをつけることになんの疑問も抱かなかったため、そうしていたのだが、今考えるとなんで?と思う。

ブラジャーつけるの、誰のためよ?と。

パートナーのためならわかる。それはすごく理解する。
レース生地は女性の肌をとても美しく演出してくれる。パートナーのためにこれを使わない手はない。

でもわたしは仕事から帰ってくると、速攻でブラジャーを外し、自宅用のゆったりした下着に付け替えていた。
365日毎日。エブリデイ。毎日。速攻。
なぜなら、ワイヤー付きのブラジャーではくつろぐことができないから。

わたしは一体誰のためにワイヤー付きの固くて苦しいブラジャーをつけていたのか。謎だ。

今つけていて心地よいスポーツブラとか、ブラトップをつけていた方がわたしのためだったんでないの?と思う。

もしこれが下着のお話ではなく、ミニスカートとか、体のラインが出る服装のお話であれば、ふいにすれ違う人の心を掴むきっかけになったかもしれないけれど(そもそも私はそんなナイスプロポーションを持ち合わせておりませんが)、話は下着だ。普通にしてたら見えん。むしろ肩紐やおパンツが不意に見えてしまったら「あら若色さん見えているわよ、お隠しなさないな」とたしなまれてしまう。そう考えると、仕事につけていく下着は自分のためという役割が大きい。
ものすごく前向きに考えて、予期していない素敵な夜のとばりが訪れることもあるかもしれない(ないと思うけど)。UFOと出会う確率くらいで、そんなことが私の身に起きたとしても、清潔なものをつけていれば良くない?と思ってしまうわたしは歳をとったのか。

「ブラジャーをつけると背筋がシャンとする」
「今日の下着の色で、気分が変わる」
「お気に入りの下着をつけたから、今日はいつもより口角高め」

など、下着メーカーの宣伝文句にありそうな気分になれる方は、そのままでいいと思う。
自分の気分をコントロールするということは本当に大事。


つまり、”自分がご機嫌でいること”に、もっと丁寧に向き合うべきなのだ。

結果、わたしは仕事にいく際、ブラジャーをつけることに、別にご機嫌になっていなかったことにやっと気がついた。

むしろ高いお金を出して購入し、気を遣って洗濯をする分、気分的にマイナスだったかもと思う。

ということで今日もわたしはブラトップ。
これは胸の重さを、肩だけでなく背中全体で支えてくれるうえ、体の軸をより真ん中に近く保てる気がするので、個人的にはこちらの方が体にいいのではないかと思っている。
ほら、昔した2人乗り自転車を思い浮かべて。軸は中心にあった方が動きやすいでしょ。

髪を洗うことにしてもそうだ。
旅の最中はシャンプーが減るのが惜しくて、汗をかいていない日は湯洗いをしていたことがきっかけで、今でもたまに湯洗いをしている。
これも旅が気づかせてくれたことだ。
それまでは頭を濡らす=シャンプー、トリートメントをした。
しかし湯洗いをたまに挟むと、シャンプーを使った時に髪の抜ける量に愕然とする。(旅の最中は共用のシャワーなので、使用後に排水溝にたまった髪の毛を拾うのがルール。抜けた髪の量がありありとわかる。)
そのため、たまに湯洗いも挟むことにしたのだ。

でもこれも普通に生活してたら気がつかなかっただろうなぁと思う。

自分の生活の範囲でできる快適さをもっと突き詰めて、もっともっとご機嫌で生きましょうよ。
「みんながやっているから」という理由で、快適じゃない生活をしてムスって生きるよりは、みんなと多少違っていても、笑顔でいられる方がいいじゃない。あなただけでなく、周りにも。

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ご機嫌でいること





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