今日も世界で迷子。

小心者の冒険者。長年勤めたお仕事を辞め、海外をぐるりとしていました。公務員を辞めて思うことや、旅の記録を綴っています。

わたしは自分の書いた文章をチョコボールみたいだなと思う。


食べることが好きだからか、文章も味わう感覚を感じる。
共感してくれる人がいるかなと思って書いてみる。

タイトルにもある、わたしは自分の書いた文章はチョコボールみたいだなと思う。
サクサクしてて食べてて楽しい。軽い。舌で転がしてチョコの味を楽しんでもいい。
噛めばピーナッツがカリっと気持ちいい。
つまり小気味のいい。大まかに言えばリズミカルな文章だ。
でも別にお腹いっぱいになるわけでも、栄養になるわけでもない。

有名な著名人を味に例えてみよう。
注意:これは著者の文章だけではなく、見た目や表装、インタビュー、映像化したものを全て加味していることを付け加えます。

西加奈子さん(「サラバ!」「漁港の肉子ちゃん」など)は、
シャリシャリした果実。梨とか林檎。
とっても歯切れが良くて、噛んでて楽しい。音が最高。味もフレッシュで美味しい。

小川洋子さん(「博士の愛した数式」など)は
当たり!の幕内弁当。
幕の内弁当って当たりとハズレがありません?
一見色々なものが入っているように見えて、大半は煮物ばっかで、豆とか多いタイプではなく、
あー!唐揚げ嬉しい!サクサクの海老天やったー!っていう、当たり!の幕の内弁当。
バランス良く。肉から魚、野菜が入ってて、栄養の面でもGOOD。

角田光代さん(「八日目の蝉」「悪人」)は、
美味しい定食。
いつ訪れても美味しい。
炊き立てのお米って美味しい。お味噌汁もちゃんと出汁をとってつくってる。
出来たて温かい。
気軽に寄れる。また食べたい。

村上春樹さん(「ノルウェイの森」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」)は、
(彼は作品によっても味付けがかなり違うけど「ノルウェイの森」がインパクトありすぎだったのでその印象で。)
見た目がグロい、、、コシヒカリパクチー八角、謎の硬い肉にテカテカした貝、すごく高級のソーセージに赤ワイン、チューインガムとシナモンパウダー、、、
ジャンバラジャを超える、ぶっこんでまぜまぜした雑炊。
見た目もグロい。
匂いはそこまで悪くはないけど、これ美味しいの?と思いながら恐る恐る食べると、案の定まずい。
「うえーまずいじゃんこれ。。」と思う。
だが、周りが言う。絶対美味しくなるからもう一口食べろと。
「うーえーマジか、、なんでこんなもの食べたんだろう(後悔)」と思いながらもう一口食べると、、、、、ん?
三口目「えっと、、」
四口目「あ、意外と。。。。」
五口目「いけんな、これ」
となり、気がついたやみつき。。雑炊を運ぶ手が止まらなく、完食。
なんかよくわからん。
とんでもなく得体の知れない美味しいものを食べてしまった。。という感想。

みんな大好き宮沢賢治。(わたしはまだわからない。。。)
すっごい味の濃い、たくわん。
味濃いなーこれ。あぁ、濃くて、胃が重いなぁー
漬けすぎたなー、これ。濃いわ〜
でもどこか旨味があるんだろうな。苦い向こうに何かあるんだろうな。。おもい。。

ちなみに、事務的な文章には味を感じない。
ただの文章。

映画における食べるシーン専門家の若色さんは小説も味化(あじか)してましたとさ。
みんなの味化も教えてほしい。