今日も世界で迷子。

小心者の冒険者。長年勤めたお仕事を辞め、海外をぐるりとしていました。公務員を辞めて思うことや、旅の記録を綴っています。

ニュージーランド。高知。その優しさの正体

旅を終えてから2年半が過ぎた。
ちょうどコロナが不穏が空気を見せ始めた時期に帰国をしたので、帰国後は海外への旅に行けていない。
それでも国内にはちょくちょく出歩いていて、膝の激痛に耐えながら1人で京都の山を登ったり(京都一周トレイル)、香川のかっこいい温泉に浸かりに行ったりしている。

内装もかっこいい。仏生山温泉 天平湯(香川県

 

今は地元を離れ、新しい仕事に就いているのだが、持ち前の悩み癖は抜けなく
少し背伸びをして入ってしまった憧れの職場で自分の存在意義を見出すのに必死だ。

これまで色々旅をしてきて、好きな土地もそうでない土地もたくさんある。
1人が嫌いでもなく、ビールが飲めれば大体満足なので、大体が楽しい土地の思いだだが、
グンを抜いて好きな土地がニュージーランドだ。
2019年にニュージーランドに3ヶ月滞在したが、訪れるのは2回目で、1回目は中学生の時に町で主催する海外ホームステイにくじで当たり、行くことができた。(ラッキー)
その滞在でもとても楽かった記憶があり、長期で旅をするなら絶対にニュージーランドはまた行きたいと思っていた。

これまでは「ニュージーランドのどこがよかったの?」と聞かれると、
食べ物(特にフルーツや野菜)が美味しいことや、人が優しいこと、気候が良いことをあげていた。
しかしながら、最も重要なことを言語化できていなかったことに最近やっと気がついた。

ニュージーランドで話す言葉は何か?
もちろん英語である。
しかし、ある日長距離バスに乗っている時、奇妙な体験をした。
バスでドライバーさんがマイクでアナウンスをしている言葉が1つも聞き取れないのだ。
こんなに英語がわからないなんて、この先どうしよう、、とバスの座席で嫌な汗をかいていた。ジジの言葉がわからなくなったキキってきっとこんな気持ちなのね。。。

しかしその後すぐに理由は判明した。
彼はマオリ語を話していたのだ。
ニュージーランド公用語は英語、マオリ語、ニュージーランド手話らしい。
これほど長いマオリ語を聞いたのはこの時が初めてだったが、英語の「Hello」の意味をもつマオリ語「kia ora」は、それこそニュージーランド全土で聞いたし、看板やパンフレットで普通に見かけた。
マオリ語は英語と同様の扱われ方をしているため、街の案内板にもマオリ語が書かれていたのだ。今思うとメニューにもマオリ語が書いてあったような気もする。

わたしはニュージーランドの母国語にマオリ語が含まれているを知った時、
こんな少数派を尊重してくれる国は、私たち旅行者も受け入れてくれる国なんだろうなと、本能レベルで理解し、ニュージーランドのことをもっと好きになった。(ちなみに日本では日本語で話すことがあまりにノーマルなため、公用語を日本語としていないようです)

これは、他の事例でも同様のことが言える。
例えば奇抜なアートの展示が多い街や、
ベビーカーを持って立ち止まることができる余白がたくさんある場所、
車いすの人が普通に交差点で待ち、高齢者がベンチに座ってひなたぼっこをしている土地
高校生が本気のサッカーをするために集まる公園や、高速道路の下に設置されたスケートパーク。
わたしはこんな風景に出会うとこれらの街の寛容度は高いと勝手に解釈し、とても安心することができる。そしてたいていその場所を好きになる。

そこにあるベンチやスロープを使いたい自分がいるから安心するのではなく
余白や余裕のある雰囲気に、自分も受け入れてもらえるんだと感じて安心することができるのだ。

例えば好きな日本の土地はダントツで高知県なのだが、
高知の市街地から少し(車で10分)離れたところにある県立植物園の規模と県営だと思えない度胆を抜くかっこ良さ

高知県立牧野植物園 THE KOCHI PREFECTURAL MAKINO BOTANICAL GARDEN


ひろめ市場の開放的な雰囲気、毎週日曜日に開催されている土佐マルシェ。
高知県が両手をひろげて「さあおいで!」と言っているように感じてしまう。

また数年前に、県内で行われたマルシェでの記憶もそうだ。
そのマルシェでは、カフェ(ジェラート屋さん)の建物がすぐ近くにあるので、常設のトイレもあり、山の中で開催するイベントよりかは設備面の手間がかからないフェスであった。
しかし、その会場にはには授乳用の屋外テントがわざわざ設置してあったのだ。
あぁ、いいなぁと。乳幼児を連れてくるママもウェルカムのイベントなんだなぁと、ここでも両手をひろげて「さあおいで!」と言われているような気持ちになった。

そう、マオリ語を案内板に記載することも、授乳用の屋外テントを設置することも
それ本来の意味(読んだり、授乳できたりすること)だけではなく、周辺にサインを出すことができる。
私たちはそれは無意識に感じ取って、気分を上げたり、気持ちを緩めたり、歓迎されている気持ちになったり、すぐにでも帰りたくなったりしている。

わたしは今アートに関する仕事をしている。
アートの力で「さあ!おいで!」と思ってもらえる仕組みづくりを目下勉強中だ。

 

わたしは自分の書いた文章をチョコボールみたいだなと思う。


食べることが好きだからか、文章も味わう感覚を感じる。
共感してくれる人がいるかなと思って書いてみる。

タイトルにもある、わたしは自分の書いた文章はチョコボールみたいだなと思う。
サクサクしてて食べてて楽しい。軽い。舌で転がしてチョコの味を楽しんでもいい。
噛めばピーナッツがカリっと気持ちいい。
つまり小気味のいい。大まかに言えばリズミカルな文章だ。
でも別にお腹いっぱいになるわけでも、栄養になるわけでもない。

有名な著名人を味に例えてみよう。
注意:これは著者の文章だけではなく、見た目や表装、インタビュー、映像化したものを全て加味していることを付け加えます。

西加奈子さん(「サラバ!」「漁港の肉子ちゃん」など)は、
シャリシャリした果実。梨とか林檎。
とっても歯切れが良くて、噛んでて楽しい。音が最高。味もフレッシュで美味しい。

小川洋子さん(「博士の愛した数式」など)は
当たり!の幕内弁当。
幕の内弁当って当たりとハズレがありません?
一見色々なものが入っているように見えて、大半は煮物ばっかで、豆とか多いタイプではなく、
あー!唐揚げ嬉しい!サクサクの海老天やったー!っていう、当たり!の幕の内弁当。
バランス良く。肉から魚、野菜が入ってて、栄養の面でもGOOD。

角田光代さん(「八日目の蝉」「悪人」)は、
美味しい定食。
いつ訪れても美味しい。
炊き立てのお米って美味しい。お味噌汁もちゃんと出汁をとってつくってる。
出来たて温かい。
気軽に寄れる。また食べたい。

村上春樹さん(「ノルウェイの森」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」)は、
(彼は作品によっても味付けがかなり違うけど「ノルウェイの森」がインパクトありすぎだったのでその印象で。)
見た目がグロい、、、コシヒカリパクチー八角、謎の硬い肉にテカテカした貝、すごく高級のソーセージに赤ワイン、チューインガムとシナモンパウダー、、、
ジャンバラジャを超える、ぶっこんでまぜまぜした雑炊。
見た目もグロい。
匂いはそこまで悪くはないけど、これ美味しいの?と思いながら恐る恐る食べると、案の定まずい。
「うえーまずいじゃんこれ。。」と思う。
だが、周りが言う。絶対美味しくなるからもう一口食べろと。
「うーえーマジか、、なんでこんなもの食べたんだろう(後悔)」と思いながらもう一口食べると、、、、、ん?
三口目「えっと、、」
四口目「あ、意外と。。。。」
五口目「いけんな、これ」
となり、気がついたやみつき。。雑炊を運ぶ手が止まらなく、完食。
なんかよくわからん。
とんでもなく得体の知れない美味しいものを食べてしまった。。という感想。

みんな大好き宮沢賢治。(わたしはまだわからない。。。)
すっごい味の濃い、たくわん。
味濃いなーこれ。あぁ、濃くて、胃が重いなぁー
漬けすぎたなー、これ。濃いわ〜
でもどこか旨味があるんだろうな。苦い向こうに何かあるんだろうな。。おもい。。

ちなみに、事務的な文章には味を感じない。
ただの文章。

映画における食べるシーン専門家の若色さんは小説も味化(あじか)してましたとさ。
みんなの味化も教えてほしい。

湯舟信仰と在宅ワーク

ただでさえお風呂が嫌いなわたしに言わないでほしかった言葉「湯船入ってる?」
自分は冷え性だと言うと、朝起きるのがつらいと言うと、最近酔いやすくなったと言うと、
湯船信仰者から浴びせられるこの言葉。
雑誌でも、ネットでも、エステでも、マッサージでもまず言われる。
マジでうるさ、、と思ってた。
言われれば言われるほど、やりたくなくなる心情ですアタクシ。

f:id:wakairo:20211013225142j:plain

天邪鬼な性格なもので

 

そんなこんなでお風呂も嫌いなら、湯船嫌い。髪を乾かすのが嫌いだから、頭洗うのも嫌い。
少し前まで本当にそんな感じ。

お風呂に入らないまま、背徳感と毛布に包まれて眠るのって最高に気持ちいい。
そして翌日感情をすべてOFFにしてシャワーを浴びて、仕事に行くのがルーティーンでした。

ところがここ最近、すっかり湯船好き子になりました。
以前は、戦闘モードにしないと入れなかった湯船が、今では無感情で入れます。

在宅の仕事が増えて、お風呂入るのがマストじゃなくなったことが大きいかも。
わたしは湯船信仰以前の、お風呂信仰(清潔信仰)だったんですね。おそらく。

お風呂に絶対入らなきゃならない!というストレスがもうあって、それを倒すためにパワー注いでたから、シャワーがわたしの限界でした。
そのうえ湯船入れとか言われると、「そんなにできないよ!今で十分頑張っているんだ!うるさいーあっちいけ」とイラついてただと思う。

さすがに出勤の時は清潔にせなと思うけど、在宅で仕事してる分には別に良くない?と思っている。
そうすると途端に湯船は義務からご褒美になり、今では上手に付き合えてる。気がする。


ニュージーランドでキャンプをするなら?

ニュージーランドでのキャンプ。
わたしは日本の色々なところでキャンプをしているわけではないので、日本と比べて特別いいのかどうかはわからないのですが、海外でキャンプをチャレンジしてみたい!という方もいるかもしれないよね。
誰かの次の挑戦の1歩になればと思い、ニュージーランド(以下「NZ」)キャンプ事情を書き記します。

f:id:wakairo:20211007211737j:plain

キャンプご飯は美味しいな


NZでキャンプをする方法(2019年当時の情報)

まずビザ。
NZは3ヶ月以内なら観光ビザで入国できるので不要。
わたしは6ヶ月間滞在しようと思って準備してたけど、許可降りるのが遅くて結局観光ビザで入国した。(NZ滞在中に許可は無事降りた)
ということで普通の旅行でしたら、パスポートさえもっていればOKです。

次に入国。
NZはアウトドア用品と食品を持ち込む場合、全部申告する必要がある。
これを怠ると、最悪の場合罰金になってしまうので私は素直に全部申告した。
申告したものは次のとおり。

・食料や調味料
 →既製品のものであり、封をあけていないということで申告だけでOK
・トレッキングシューズ
 →NZは外来種の持ち込みを懸念しているらしいと事前に調べていたので、日本でなるべく綺麗に洗っておいた。当日は、それを履いて入国していたので、「これだよ。今履いてるこれ」とチラっと見せて終了。すごく汚いと何か言われるかも。
バックパック
 →これも綺麗にしていれば問題なし。周りをざっと見られて終わり。
・テント
 →これも理由はトレッキングシューズと同じ。外来種の持ち込み対策。これは完全

で待つ。すごく綺麗に畳んで出したのに、出された状態で返されるのには、えーとなる。空港の出国口でバサバサして畳むハイカー数名。

英語ができない対策!!
そう。これを英語を使ってコミュニケーションをとらなければならないので、不安だなという方いると思います。でも大丈夫!切り抜け方あります!

あらかじめ英語でメモを作っておきましょう。

実は若色母が途中NZに遊びにきたのですが、この方法でなんなく切り抜けました。
Google翻訳を使って、申告しなければいけないものをリストアップし(彼女が持ち込みたいものは、食料でした)、全て既製品です。未開封です。と英語で書いたメモを税関で見せて通れました。
でもこれは税関職員のテンションによるので、これでNGだった場合はその場で廃棄して入国しましょう。

空港を出たらいよいよキャンプだ!
・・とその前に。必ず買わなきゃいけないもの。

空路でキャンプの地まで移動したことがある人ならご存知だと思いますが(そんなにいないと思いますが)
空路ではガスカードリッジの持ち込みNGです。
機内持ち込み、預け荷物にかかわらずNGです。

わたしはこれを知らずに、初トレイルで北海道に飛び散々な思いをしました。
わたしの初ロングトレイル珍道中〜ガスカートリッジがない事件についてはこちらの記事をどうぞ。(ガスカードリッジのあたりは②〜③あたりを読んでね)

wakairo.hatenablog.com

 

そう。ということで、空港を出たあなたはガスカードリッジを持っていない状況です。
どうするか?
買いましょう。

わたしはオークランドに移動し、大きめのアウトドア店で購入しました。
いやしかしこれもドキドキしたのですよ。
わたしは日本からバーナーを持参したのですが、タイプが合うのかがわからない!
何調べても出てこない!アウトドア用品店の方に聞いてもわからない!
だからもし合わなかったらどうしよう。。と思いながら、バーナー片手にアウトドア店を訪ねました。
そしたらね。合うの普通に売ってました。
なんというか基本一緒です!日本と!安心して!


このタイプが売っていました↓

[http://:title]


どんな装備を持っていったのかは、Youtubeの装備編をみてね。
(これも長い。。ダラダラ話してるなぁ。)

youtu.be

でも今思うと、現地調達は全然ありです。テンション上がるし。日本であまり見かけないのもありそうだし。
あと、わたしが行った時がたまたまブラックフライデー(11月第4木曜日からの1週間)だったんだけど、信じられないくらい安い商品が目白押しでした!
なんだよこれ、今回のための先週日本で倍くらいして買ってきたよ!という商品もあったので、南半球はその時期目指していくのもありだと思う。(この時期目指すバイヤーになりたい。。。)

あとガスカードリッジは無料でも手に入ります。笑
ゲストハウスのFreeコーナーに半分以上燃料の入ったやつが意外とあります。
特にオークランドはよく見かけた。ハイカーが通る大きめの街は狙い目です。

なぜ置いてあるのかというと、数日後にフライトで飛行機に乗らなえればならないという時に、ガスカートリッジは結局ゴミになってしまうんですよね。なので、置いていく人がいるんだと思う。わたしも日本帰る時には残りのカートリッジを全部ゲストハウスのFreeコーナーに置いていきました。(いい循環)

あとはキッチンがあるキャンプ場ならガスはなくてもOKだし、キャンピングカーを借りればガス問題は心配しなくてOKですね。


装備がそろえば、Let’s  Camping!!
注意点はNZは日本と違い、どこでもキャンプや車中泊をしていい国ではないのですね。
なので、キャンプ場や車中泊OKエリアに行きましょう。(山奥であれば咎める人はいないと思うけど)

ネットで検索すればたくさん出てくるので大丈夫。
どこのキャンプも大体①車乗り入れエリア(あなたの区画はA区画よと決まっている)②フリーエリア(この範囲内ならどこにテントはってもいいよ)に分かれていて、若色は②フリーエリアの客人だったので事前に予約をしたことはなく、いつでもふらっと行って泊めてもらいました。

①にはキャンピングカーで訪れている人が多かった。
(余談だけど、基本NZでみたレンタルキャンピングカーはすべて電気自動車だった。そのため、キャンプ場には、充電ができる電気ポットがエリアごとについていた。自然の中で楽しみたい人は自然に配慮した選択をしようってことなのかしら。だからキャンプ場も排気ガス臭くないんだよ〜)

①をしたい人は予約をした方がいいかもしれない。言葉が不安でも、大体予約システムで予約できるから大丈夫。翻訳機能を使いながらやっていけば予約できます。
②の人は、いきなり行けば大体大丈夫。いっぱいでも捻じ込ませてくれると思う。オンシーズンはなんともわからないけど。

食料はスーパーで調達できます。
NZはアウトドア文化なので、加工品から野菜からお酒からお菓子までたーんとあります。
キャンプがどこでもできないのと同じように、NZでは(あとオーストラリアも?)公共の場でお酒を飲むのは違法なので、お酒を飲む時はキャンプ場などのエリア内でね。
NZはラムが安くて美味しい!
塩胡椒で十分美味しいので是非大自然の中、ラムを焼いてください。(おすすめ)

キッチンがあるところであれば、キッチンで料理ができます。
機材も貸してくれます。(フライパンとか、包丁とか)

ゴミはキャンプ場で捨てられます。

洗濯機と乾燥機は大体あります。料金は場所によってまちまち。
洗剤はないから現地で買えばOK。数日の滞在なら日本から持っていってもいいかも。
若色は1人で洗濯物もあまりなかったので、基本は手洗い。でもたまに洗濯機で洗うとすごくスッキリした!汚れ落ちた〜ってわかる。
2人以上のパーティはランドリーを頻繁に利用していたので羨ましかった。
ソロハイカーに折半しない?と言って、一緒にランドリー使ったこともあります。

車で行けるようなキャンプ場でしたらシャワーがあります。
ルールはまちまちで、コインを入れて3分間のみもあるし、時間制限なしのところもある。
シャワールームやキッチン場はキャンプ場以外の人に利用されないように、ドアにナンバーキーがついているところもあるので、そのキーをもらったらすぐにスマホで撮影するようにしてました。(テント泊は物がすぐどこかにいってしまうので)

シャワーは裸になってから、え!使い方わからない!!とか、両替が必要だったー!いう時があるので事前にどんな仕組みか。タオルと置くところはありそうかなど、チェックをおすすめします。

スマホの充電は②フリースペースバージョンだと身近なところでするところがなくて困る。
シャワールームかキッチンで充電してました。
海外の子はスマホ置き去りにしてたけど、わたしはその勇気がなくて予備バッテリーを置き去りにして充電してました。

Wifiも大体あります。
たまにケチいキャンプ場だと「3ギガまで」の制限があったけど(都市部に近いキャンプ場の方が制限あった)、大体無制限で使えていた気がする。
wifiがサクサクで、美味しいハンバーガー屋さんがすぐ近くにあるキャンプ場では無駄に2泊してました。(これがソロ旅のいいところ♪)

f:id:wakairo:20211007225027p:plain

美味しい食べ物そこにあれば延泊する価値あり


また思い出したら書きます。
これどうだった?など質問あれば教えてね。
そのうちNZおすすめのキャンプ場も書きたいな。



にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

わたしが海外に住めないワケ

海外をフラフラしていた若色さんですが、今の章が今月末で終わりを迎えるということで、次は何やるの?とよう聞かれるのですが、ノープランなところです。

そしてたまに「また海外行くの?」とも聞かれるのですが、コロナ禍で行くほどのパワーはなく、そもそも海外でフラフラしていた時、わたし海外に住むのは無理だと思ったので今日はそのお話。

言葉はもちろん大きな理由の1つ。
看板読んでも意味わからないし、話すにも単語がでてこないし、聞くのは、のまま右から左で通り抜けていく。



でも、これは大きな理由じゃない。
わりきれば、まぁまぁいける。
言いたいことは翻訳アプリを使えばいいし。
(めんどくさいけど)事前準備をしていけば、手続きとかも大体いける。
会話はノリでGoできるし、そもそも自分が使う語彙量はたいしたことないからいくつかパターンを作っちゃえばいけるはいける。
会話は雰囲気だけつかんで、右から左へ受け流していけばいい。

f:id:wakairo:20210925095539j:plain

右から〜左へ〜


わたしが海外に住めない理由は_

「食」 です。

これに尽きます。

わたしは食べることが好きで愛してる。
こんなにも愛してることは気がついていなかったけれども。
だから、自分の食べたいものを食べたい時に、自分が思う値段とタイミングで仕入れて、美味しく食べられることができないと結構なストレスになることがわかった。

特に「納豆」です。

納豆って超美味しくない?

f:id:wakairo:20210925094903j:plain

I Love 納豆


美味しくて栄養あって、しかも安いといういいとこだらけのあいつ。
ズルイやつですよ。

待って若色!
海外でも売ってますよ!という声が聞こえてくる。
ええその通りです。海外でも購入することはできますが、さっきの若色の条件に当て嵌めると、このようになります。


食べたいものを       →  納豆を◯
食べたい時に        →  食べたい時に◯
自分が思う値段と      → (海外は)高いのよ❌
タイミングで手に入れて   →  大きなスーパーなら△
美味しく食べられることができる→1度冷凍してるから美味しくない❌

 

特に最後の美味しくないが、大❌です。
あと結局ご飯もね、日本の方が美味しいわよね。
フレッシュ納豆はなかなか手に入れられません。

他にもあるよ→居酒屋メニュー。

f:id:wakairo:20210925094913j:plain

夢の世界

居酒屋メニューのすばらしさとクオリティとコストパフォーマンスの良さよ。
海外でも居酒屋行きましたが、高くて、日本のように好きなものを片っぱしから頼むことができなかった。
若色は、おろし大根160円で食べたいの。(もうこれは居酒屋ぴんす◯けを指してるでしょ!笑)

ということで、海外に住むのは無理だなーと実感してわたしは帰国し、多分これからも日本に住みつつ、たまに海外をフラフラしたいと思っているけど、どうなることやら。

久しぶりすぎてキレのある文書とは言えないけど、若色のリハビリだと思ってお付き合いください。

富士山がわからない

わたしは富士山がわからない。

良さがわからないという価値観の問題ではなく、遠くから富士山を見ても全然わからないのである。

前職ではまあまあ高い建物に通勤していたので、よく上司が「今日は10階の窓からきれいに富士山が見えたよ」という雑談も、遠すぎるよ、幻想じゃん?と思っていた節がある。

その話を東京住まいの年上の男性と年下の女性に話すと少し悲しい顔をされ「富士山は形でわかるでしょ…」と言われた。

いやー!悪気なく本当にわたしはわからないのね。遠くから見てわかるものはギリで冬のオリオン座くらいなのね。他のは星もわからなければ山もわからないのよ。

 

幼き頃から日光連山がすぐそこにあり、「あれは白根山那須岳…」と話している父のコメントもサパリであったな。

そういや鳥もわからない。カラスくらいは色でわかるが、あとは近距離で見た時の雀と鳩とウグイス、アヒルくらい。あとはサパリ。

遠くにあるものを、景色として美しいなとは捉えられても。現実的なものに落とし込む作業は苦手なようだ。

そしてなんといっても視力が絶望的に悪いので、遠くを見られなかった子ども時代も影響している。

理科での星の授業で「毎晩同じ時間に星を眺めよう」という課題があり、視力の悪いわたしには酷だった。真面目だったので、毎晩同じ時間に外に出て星の観測をするが、見上げても見えないし。ね。

 

ということで富士山は未だにわからないので、この写真も今新幹線で走っている場所を考慮し、ここなら富士山見えるのでは?というアタリをつけ、ありゃ富士山ぽいなぁ 。と思った時にスマホをMAPを起動させ、富士山であることを確認して撮った、やたら長い工程を経て撮った一枚である。

富士山を撮っておいてなんだけど、わたしにはその手前に3件ほどあったコンクリ工場のが断然魅力的であった。

幼き頃からとても惹かれるあのフォルム。いつか心ゆくまで眺め舐め回したい。

富士山はわからずとも、コンクリ工場はわかる、若色でした。

 

f:id:wakairo:20210501094836j:image

プロフェッショナル

少しだけ、書き留めておこう。

f:id:wakairo:20210311232514j:plain

このブログを書いた日はこんな日。いろいろな不思議を体験しました。その話はまた今度。


今日、これぞプロフェッショナルという女性に会った。
彼女は仕事で会った、通訳者の女性。
プロの通訳者さん。

本日は、画面の向こうは朝だけど、こちらは夕方という外国の方とのセッションをしなくてはならなくて、このようなシチュエーションを初めて経験するわたしは昨晩からピリピリし通し。
イライラのあてどころがないわたしは、在宅ワークをしている自宅にて悪態をつきながら仕事をしていた。
わたしもこれくらいピリピリするのだから、周りももちろんピリピリしており
今日のセッションのために作成した資料は、思いもつかない(わたしに言わせればよくわからない)細かな(=細かすぎる)指摘が入り、数週間前わたしが毎日遅くまで仕事をして仕上げたものだ。

発表者はわたしをいれて4人。
わたしは初の経験ということで、一番最後にしてもらっていた。

担当者が日本語で説明した後に、通訳さんが英語で伝えていくリズムでセッションは進行しく。

2人目の発表者の時に、わたしは自分の読み原稿が間違えていることに気がついた。
あれほど確認したのに、どうやらどこかのタイミングで前ページの読み原稿が、次のページにコピーされてしまっていたらしい。
同じ読み原稿が、異なる2ページにわたって書かれている。。
やばい、超怒られると思って汗が出た。

とりあえず自分の紙原稿に、正しい読み原稿を手書きで書く。
タイミングがあれば、通訳の彼女にも渡そうと思っていた。

しかしそこはタイトなセッションスケジュール。
最後の私の出番はむしろ削られることになった。

出番んの時間は削られたくせに、間違えた原稿のページは生かすことになる、なんともまずい状況。
結局通訳者さんとも打ち合わせできないまま本番突入。

しかし。
彼女はさすがプロ。
わたしのミスをカバーしてくれた。
彼女に事前に渡してある、原稿の内容が間違っているので、どこかに正しいものがあるのではと、他のページを探している素振りこそあったが、わたしの言葉を即興で英語に翻訳し、相手に伝えてくれていた。

セッション終了。
わたしは彼女に謝ろうと思っていた。
なんなら怒られると思っていた。
お金をもらってるから〜とかいう問題ではなく、怒られて当然のことをしたと思っていた。
だってわたしがミスを犯したのだから。

でも彼女は笑顔で、「なるべく早く通訳しようと思っていたのですが、時間かかっちゃって失礼しました」と言い、わたしが謝る隙も与えてくれてなかった。

あぁもう完敗。
あの人はプロだと思った。
もちろんプロの通訳者だから、今回以上の修羅場くぐってきたのかもしれないけれど。

それに比べて、これまでわたしのしてきた仕事のあまちゃんなものよ。

誰かのちょっとしたミスで自分が失敗しようものなら、その人を叱責するのが普通だった。
わたしがミスをしたわけではないんで、と周りに見せつけるように。
そんなのが普通の職場だった。
(別に自分の職場がむしろ一般的だと思うけど)

でも本当に能力のある人はああやって、自分の力で乗り越えて
誰も泣かせない。恥もかかせない。自分も泣かない状況を、自分自身で作っていくんだな。

かっこよかったー


久々に見たプロフェッショナルでした。