財布が消える。道に迷う。イミグレで捕まる。1人旅のピンチは?(後編)
そうです。ついに捕まりました。イミグレーション。
世界最強と言われている、日本国のパスポートを持っていたにも関わらず。
これから世界にアチコチゆく予定の若色さん。そりゃあ1度くらいはあるだろうなと思っていましたが、旅を初めてからこんな早々に捕まるとは。
捕まったのはシンガポールのイミグレ。
往復したのが良くなかった。
さて、詳しくご説明しましょう。
まず空路(飛行機)ではなく、陸路(バス)で国境を渡りました。
わたしは陸路で国境を越えるというものをやってみたかった。
日本ではまずできないので、海外に行ったらやってみたかったことの1つ。
第1回目のイミグレはすんなり通過。
マレーシア⇄シンガポールどちらもすんなり通過。わたしは2日間のシンガポール観光を楽しみ、マレーシアに戻ってきた。
シンガポール→マレーシアにかけては、荷物検査もない勢い。
え、これなんでも持ち込めるやんと思った。
しかし2回目の通過。これがよくなかった。
そに日はマレーシア最南端の都市ジョホールバルにステイしていた。
(ホテルに辿りつけなく、ウロウロしたのはこの時の話)
次の日ジョホールバルをゆっくり観光。
この日に書いた「元気が出る食事」は別記事でどうぞ。この記事評判いいわよ。
マレーシア ジョホールバルをボンヤリ観光していた時、シンガポールで仲良くなった友達から、シンガポールがフライデーナイトで無料ライブとか楽しいイベントいっぱいやりそうだから、おいでよ!遊ぼうよ!と言われたので、そうか〜いくか〜と軽い気持ちで荷物をまとめた。
ちょっと考えた末、昨日重い荷物を持ってホテル探しをしたのがトラウマになっており、荷物をジョホールバル駅に預けることにした。なんとコインロッカーがあるの!!
期間は多分永久(笑)
300円くらいだから日本と変わらないけど、荷物が軽いと心も軽い。
マレーシアの出国審査(イミグレーション)はジョホールバル駅とつながっている。
そのため駅から徒歩で行ける。
おととい通過したところだから、もう知ってるし余裕〜と思ってスタスタ進む。
マレーシアのイミグレは余裕で通過。
そこからバスに乗る。
イミグレの1階部分にたくさんバスが待っていて、シンガポールに行きたい人もたくさん並んでいる。(観光客はほとんどいない。労働者が主)
バスのスタッフに行きたい駅名を伝え、このバスに乗れと言われ、お金を支払いバスに乗り込む。
マレーシアとシンガポールを繋ぐ橋をバスで渡る。
そしてシンガポールのイミグレ。ここで事件は起きた。
シンガポールでは出入国カードを書かなければならない。
ぶっちゃけ適当に書いた。
だって今夜泊まるホテルなんて決まってないし。シンガポール物価高くてそんなに長くいられないだろうから、2日間だけのステイ。ホテルはおととい使っていたゲストハウスを書いた。
前回はこれで通れたし大丈夫っしょ!と挑んだ。
イミグレは混んでいて、結構待つ。20分くらい待ってわたしの順番。
出入国カードと、パスポートを提出。
イミグレ「目的なに?」
若色 「観光です」
イミグレ「たった2日?そして何?おとといも行ってるの?」
若色 「えぇ、友達がいるので、会いたくて」
イミグレ「フライトはシンガポールから?マレーシアから?」
若色 「マレーシアです」
イミグレ「フライトはいつ?」
若色 「じゅ、、10月」
イミグレ「そんな先なの?エアチケット(航空券)見せて」
若色 「(そんなこと予想してないからテンパりながら携帯のメール履歴を探す)こここここれです」
イミグレ「タイに行くチケットじゃん。いつ日本に帰るの?」
若色 「(めんどくさいから、嘘だけど)タイの後に戻るつもりです」
イミグレ「そのエアチケは?」
若色 「まだとってないです」
イミグレ「(電話をかけだす)」
ー別室行き決定ー
め、めんどくさい。。。
でも唯一の救いはイミグレの人が別に怒ってるわけでも威圧的でもなく、彼もまた軽くめんどくさそうだったところ笑
おそらくは、少しでも疑わしき者は送らなきゃならないシステムなのだろう。
若色 「ねぇ何がダメなの?エアチケもあるし、観光目的だよ?なんでダメなの?」
イミグレ「はいはいそうだねぇ。上で確認するからちょっと待ってね」
そのまま女性ポリスにわたしは誘導され、オフィスへ向かう。
オフィスではマレー人?の家族が待っている様子で、わたしはパスポートを男性ポリスに渡し、待つ。
その後名前を呼ばれ、質疑応答。
ポリス「で、なんでシンガポールに行くの?」
若色 「観光のみです」
ポリス「(出入国カードを見ながら)このホテルはあなたの名前で予約してるの?」
若色 「(アワアワ)いや、正直まだ予約してないです。おととい泊まっているので、また泊まりたいと思ってるの。」
ポリス「仕事何してるの?」
若色 「うっ、、無職です。」
ポリス「(目が光る)なんで無職なのに旅行行けるの?旅行のお金どうするの?
若色 「(カチン)16年間仕事したからお金あるんだよ」
ポリス「あぁ、YES」
指紋と顔写真を再度撮影し待たされる。
この時ほど強く思ったことはない。
「英語勉強しておいてよかった。。。」
相手の質問は理解できたし、言いたいこともなんとなく言えた。
英語をわかるというより、英語に慣れていてよかった。。。
イミグレに連行される、通常じゃない状況でも冷静でいられたのは「きっと説明はできるだろう」という自信があったからだと思う。
いまだに英語は全然話すことはできないが、英語を話すことに抵抗は少なくなってきている。
日本人に必要な英語学習はこれだと思う。
あれだけの時間を割いているのに話すことができないのは文科省がそれを目的としていないからだけど、多くの日本人はやはり話したいと思う。。。
さて若色さん、ふふふんと待っているのですがプチ衝撃的なことが目の前で起きる。
奥の個室からポリスがたくさん出てきた。
!!!
うわ、、捕まっている人いるやん!!
両手を後ろ手に固定され、手錠をかけられた外国人男性。
それを取り囲む警官6名。
あ、ああはなりたくない。。。
な、なりたくなーーーい!!
冷や汗たらり。
でもその後すぐに、わたしのパスポートに入国のハンコが押してもらうアクションを確認し、安心フゥ。
(押したよ!とアピールするかのごとく大きめの音で押してくれるチャーミングなポリス⭐️←気のせいか?)
でもなかなか帰してくれない。
この待ち時間の長かったことか。。
多分大丈夫なんだけど、状況がつかめない。
場所が場所だけに携帯電話の使用もNGだ。
たった10分程度だったと思うが、とても長く感じられた。
その後女性ポリスが登場し、彼女にわたしのパスポートが渡される。
付いてこいとのジェスチャーうけ、彼女の後をついていく。
パスワードをいれて開く扉、IDパスをかざして動くエレベーターなど厳重に管理された要塞を抜け、
も、もどれた。。。
シャバに戻れたよアタシ。
シンガポール入国後、すぐにwi-fiができる場所を探し、友達に「イミグレで捕まってホント最悪なんだけど!で、あなたどこにいるの?!」というメッセージを送った。
1人旅のピンチまとめ
「元気があれば大体乗り越えられる」
1人旅に関わらず、なんでもそうだな。笑