【検証してみた】1人参加のツアーは楽しいのか?後編 -サパ編-
サパ編につきましては別記事書いてましたね。
女はいざという時力を抜く生き物だから、力を抜くのが得意だと思っていたらそんなことはなかったわ。
さて、サパ編スタート。
ハノイとサパは315km離れているらしい。
日本でいうと、東京から名古屋の手前だそう。。。。遠い。
東京⇄名古屋間でもそうであるように、ハノイ⇄サパも夜行バスで移動です。
しかしベトナムの夜行バスを侮ってもらっちゃ困るよアナタ。
ベトナムの夜行バスは「スリーピングバス」なる。なんと120度くらい体を傾け、足を伸ばすことのできる超快適なバスなのだ!
実はこのバスの情報は事前に仕入れていて、交通好きの若色としては是非トライしたいと思っていた。
まず、夜8時くらいに宿で待つ。
そうそう。この宿は前記事でも書いたけど、バスの前にシャワーを浴びさせてくれるうえ、バスタオルまで貸してもらえるすばらしーバスなので、シャワーを浴びて、ふんふん待つ。30分以上遅れるのはご愛嬌。いいのいいのきてくれれば。
でも、もしこれが待ち合わせを指定された場所で待っていたら、もう超不安だと思う。
待ち合わせ場所ここであってたのかな?とか、時間まちがいないよね?!とか。
(実際、タイのツアーで経験あり)
だから、ホステルで待てる仕組みはとても安心感があった。
こないねぇって、フロントのお兄ちゃんと世間話しながら待つことができた。
さんざん待たせて来た、そこらへんにいるベトナムのお兄ちゃんの案内は超雑で(笑)
とりあえず、2ブロック先まで単独で歩けという、そこにバスがいるからと。
おぉ超雑だぜと思いながらも、他のホステルから出て来た女の子たちもいたのでその子達にくっついて歩く。その子たちがサパにいくという確証もないまま。
だからいざバンに乗り込む時には確認しなければと思い、わたしは聞いた。
若色「これ、イポー行きですか?」
運転手「違うよ。サパだよ」
そうだよね。うんそうだよね。だってイポーって、マレーシアだもん!!!!
でも、風の吹くままツアーを契約したわたしには、イポーだかサパだかもうさっぱり覚えてなくて、二言目にパ行が来たなくらいの記憶だった。
「あ、だったら乗りません」とバスの乗車を辞退し、バス走り去る。
ん?
んん?なんかおかしい気がする。
携帯で、イポーを検索。
マレーシアやん!
そんなんベトナムからバスで行けるかおバカ野郎!
ということで徒歩でホステルに引き返す。
なんで戻って来たの?!というお兄ちゃんの驚きを受けつつ「バス乗り過ごした。ゴメンチ」と謝る。
また話が戻るが、これもまたホテルがツアー会社で救われた!!
これが、待ち合わせ場所パターンだったら完全に乗り遅れてわたしは終わってた。。
お兄ちゃんが、大丈夫大丈夫だよ〜と言い、連絡をとってくれる。
いや、本当にすいません!
迎えに来てくれた、どこにでおいるベトナム兄ちゃんの原チャに乗り、スリーピングバスの待ち合わせ場所に急ぐ。
わたしはバイクの2ケツが大好きなので、少し得した気分。
(しかし本当にごめんなさいという気持ちももちろんあるわよ)
そして、見えて来たスリーピングバス。
乗客が全員外で待っている。
中には運転手さんが、すごくマイペースで掃除してる。
うん笑 これもアジアだよね笑
わたしは名前を呼ばれるのが早かったので、すごく早めにバスに乗りこむことができた。座席指定はないので、上下あるベッドのうち上の一番後ろを確保する。
なんかその方が静かかなぁと思って。
そこからはもう快適就寝。
起きたらサパか〜ムニャムニャ。
朝4時くらいに到着する。そういえば、早めに着いて、その後2時間くらいバスで待機すると言ってたなというのを思い出し二度寝。
起きたら、8割の人が降りてる。時刻は6時。
何が正解なのかわからないけど、とりあえず降りてみる。
そしたら、女の人に名前を聞かれ、あなたを探してたと言われる。
あ、なんかすみません。
そして、小さなホテルに移動し朝食。そのあと、チェックアウトした部屋にいれてもらうことができ、朝の身支度を整えることができた。
どうやらこれからトレッキングのようだ。
荷物をホテルに置いていってる人もいるが、わたしはホテル泊ではなくファームステイだったので、どうすればいいのかよくわからない。
いちおう聞くと、「トレッキングの後に戻ってくる」という。
ならいいかと、トレッキングに必要な物以外は全部置いていくことにした。
でも別に入れ替える袋なんてないから、バスに乗った時に土足入れにしていた黒いビニールの袋に詰める。さながらゴミ。。
わたしは今回の旅でスニーカーを持って来ていない。
雪駄と、踵のついたスポーティタイプのサンダルのみ。
雪駄よりは、サンダルだよなとサンダルを履いていたのだが「それじゃ無理よアナタ」とガイドさん達に言われ、ホテルに用意してあるゴム長靴を履く。
こんな長靴を履いたのいつぶりや。ソールうすっ。。。
でももうそうするしかない。背に腹は変えられず!
いざ出陣。
あぁあ〜
雨。
そう、雨が降って来た。
テンション下がるわー
元はゴアテックスだったジャケットと(つまり今は完全に水がしみる仕様)、小さな折り畳み傘でなんとかしのぎながら登山口へ徒歩で移動。途中別チームは車で移動していて、同じパーティの人と、羨ましい。。と話しながら移動。
そこからはガッツリ登山。
もうソロとかペアとか関係ない。
ぬかるみの中ガッツリ登山。
10時頃から歩き出し、途中でお昼を挟み、今夜の宿となるファームスティのお宅に到着したのは3時前。
ガッツリ登山でございました。
わたしのパーティーは、若色とUKカップル、中国人が2人と、ソロのおじさまが2人。
このUKカップルの彼氏さんがとにかく面倒見のいい人でさ!
若色に限らず、みんなに話しかけてすごくいい空気を作っていた。
ちなみにこのか彼氏さんは、南アフリカにポツンとある「レソト王国」出身とのこと。
こんな国知らなかったわ。
お金はないけど、みんな笑顔で本当に幸せな国だと何度も言っていた。
そういえば、フィリピンでも同じ言葉聞いたな。
彼のおかげでとても楽しく登山をすることができる。
夜はマットが並べられているところにみんなで雑魚寝で、わたしはそのカップルの隣だったから、寝出した時はチュッチュ聞こえてきましたが、おかげでお肌活性化されましたサンキュー笑
その前に、あれ?若色、荷物全部ホテルに置いて来たんでしょ?というロジックに気づいた方おられるか?
そう、わたしは明日の着替えも充電器もコンタクトも全て、朝のホテルに置いてきていた!!ガーーーーン!!
どうやらフロントのお姉さんとの間に行き違いがあったようだ。
若色「(今日の)トレッキング終われば戻ってくるよね?」
ホテル「(明日の)トレッキングが終われば戻って来ます」
このカッコ部分をすっとばして、私たちは会話をしていたのだ。
やだ!こんな汗と泥にまみれた服で今夜過ごすなんてどうしても嫌だ!
わたしはどうしても荷物を受け取りたいと、ファームステイのボンボン兄さんに懇願。
なんとか方法はないか?と懇願。
わかった!誰かがバイクでとってくるから、その代わり500円払えと。
いいよいいいよ払いますとも!!
お前の荷物はどれだ?とテレビ電話で荷物置き場のライブ中継を見せられる。
うっ、、、そのゴミ袋2つです。(恥ずかしーーーー!!)
そのやりとりの末、わたしの荷物は手元に戻り、汗だくの服から着替えることができた。
今日の登山はかなり過酷だったので、500円で荷物が預けられたと思えばいいだろうと納得することもできた。
ファームステイの場所は周りに何もないところだったので、
ジブリのアテレコ動画を、Youtubeで思う存分堪能した。(なんで?!笑)
夕飯は、UKカップルと、UK3人娘、若色の6人で食べる。
UK同士、話が弾んでいるようで、わたしはほとんど会話に参加するきっかけがないが、それはそれで気が楽だ。
食べ終わったら、歯磨きしたいから〜とさっさと1人になる。
UKカップルの彼女さんも優しい人なので「コンタクトとりなー」と声をかけてくれる。
そして就寝。すごく快適な眠り。
1人だと朝は結構早く目覚める。あと、混んでいる朝食会場にいたくないので早める済ませることが多い。
この日も早く目覚めて、朝食ブュッフェが始まる前から座って待つ。
数人しかいない、静かな会場で食べるご飯はゆったりしていて気持ちがいい。
そして2日目のトレッキングは途中、すごい大雨に見舞われたが、なんとか無事に帰ってくることができた。
しかも滝を訪ねた直後の大雨。急斜面を下りる必要があったんですよ。
みんな泥クチャになりながら無事帰路につく。もうヘトヘトね。。。
そして帰りのバスは、午後3時〜9時のスリーピングバスなんだけど、時間が時間だから寝ないよバスでゴロゴロしながら帰って来た。
途中のトイレ休憩でトイレに行こうと思ったら有料で(アジアは有料なところが結構ある)、財布はバスの荷物入れに預けてしまっていて、オーマイガーとなったのは1人旅の辛さか。
結論
・ツアーはやることが盛りだくさんなので、1人でも結構平気。
特にトレッキングとかの体験系は1人でもイケるんじゃないかと。
・お金を出すだけはあり、(ホテルまで迎えにきてくれたりと)すごく楽をさせてもらえるのはかなり魅力的。
・たまにはツアーの参加もあり。