今日も世界で迷子。

小心者の冒険者。長年勤めたお仕事を辞め、海外をぐるりとしていました。公務員を辞めて思うことや、旅の記録を綴っています。

思考も行動も学習も全て筋肉。できないのは「慣れていない」だけ。

筋肉と言っても、実際の筋肉を指すわけではなく、筋肉運動と同じ性質をもつと思っております。

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筋肉と同じ

筋肉は使っていないとすぐ弱まります。
バレエダンサーがよく言う「1日休んだら取り戻すのに3日かかる」というやつです。
そして、例えば中学校でバスケット部に入り、初めてシュート練習をする時は、筋肉にとっても初めての使い方なので、それはそれは筋肉と神経の使い方がわからず、不器用でかっこ悪いところからスタートします。それはみんなそう。
そこから、神経をつなげるように1本1本使い方をマスターし、やっとイッチョ前のレイアップができるようになります。(スラムダンク 桜木花道の「そお〜っと置きにいく」アレですな)

毎日やっていると、同じ筋肉と神経を何度も何度も使うので、もう意識しなくてもできる感覚まで身についていきます。
試合中、限界まで疲れてもその動きをすることができるようになります。

しかし部活を離れて数年。
いざやってみると、ボールが重く感じたり、自分では跳べてるつもりでも、ヤクルトを横に倒したくらいしかジャンプしてなかったり。(通称:ヤクルトジャンプ)
使っていない筋肉はすぐ衰えるんで当然。
でも、神経はまだ残っているので、そこからまたトレーニングをすれば(中学時代の体力を取り戻せるかは微妙だけど)またバスケを楽しめるくらいには回復することでしょう。

思考も行動も学習も同じことが言えると思っていて、
初めてのことをする時は「慣れてないんだ」って思うようにしています。

わたしは、フィリピンに来てまず勉強のスタイルを取り戻すのに1ヶ月間くらいかかりました。
最初は闇雲に色々やってました。
学生時代、あんまり英語の勉強に熱をかけてこなかったこともあり、英語学習の仕方が古典的な方法しか知らないんですw
単語をノートが真っ黒になるまで何回も書いてみたり、単語メモを持ち歩いたり、英語の聞き流しをやってみたり。
英語学習についてのサイトや、Youtubeもめちゃくちゃ検索しました。(英語拾得者がやっていた勉強法はこれだ!みたいなやつね)
最初は思いました「あー私、英語の勉強向いてなーい!」って。
でも「違う。今は慣れてないだけ。とにかくなんでもやってみるんだ」と考え直し、色々とやってみました。慣れてないから、少しのことをこなすのに時間が超かかる。
今はなんとなく、わたしに向いている方法はこれかもとわかってきて、少し落ち着いたけどね。(それでもまだ模索中)

上段のバスケ部話と同じで、最初は英語勉強筋肉が全然なくて辛い。自分でもぶっさいくな(不器用な)格好で勉強してるなーとわかってる。時間ばかりかかる。けど、それでもなんとか「勉強する筋肉」が1本ずつ繋がってきて、わずかだけどできるようになってきた感覚です。

いません?
少しだけやってみて「あーこれわたし苦手だ。できない。無理」って辞めちゃう人。
本当に自身の適正に沿わなくて、できないことも中にはあるとは思うけど、考え方を変えてみる。

「できない」のではなく、「慣れてない」だけ。

「あーこの人とは付き合えない。無理」→そういうタイプの人に慣れてないだけ
「あー海外のトイレとか無理」→海外のトイレに慣れてないだけ
「もう年とったから勉強とか無理」→勉強することに慣れていないだけ
「わたし人見知りなんで」→初めての人と話すことに慣れてないだけ

もちろん、自分を攻撃してくる人や次元違いに汚れたトイレに慣れろとは言わないけど、「わたしにはできない。無理」って考える前に、「もしかしたら慣れてないだけなのかな?」と思うと、これまで10個諦めていた事が7個くらいになって、3個のうち1個はできるようになるかもしれないというお話。

慣れていないことをできないと決めつけるには、私たちはまだ若すぎるわ。

そうゆうわたしは俄かに筋肉信者。
筋トレ翌日の筋肉痛にアガります。
(最近は動いてないから、ちょっとの筋トレですぐ筋肉痛になる。いいんだか悪いんだか…)