今日も世界で迷子。

小心者の冒険者。長年勤めたお仕事を辞め、海外をぐるりとしていました。公務員を辞めて思うことや、旅の記録を綴っています。

わたしが公務員を辞めた5つの理由

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わたしが公務員を辞めた5つの理由

今日は、わたしが公務員を辞めた5つの理由について書いていこうと思います。

その前に「若色 公務員辞めるってよ」に対する、”2つの質問”と”1つの勘違い”について(9割以上の方に聞かれたこと)

●2つの質問
「なんで辞めるの?(もったいない)」
「何するの?」

●1つの勘違い
「結婚?」

2つの質問には今後記事でお伝えしますが、
1つの勘違い「結婚?」の反応には最初ビックリでしたわ。

ほんと、みんな、聞くのw
(特に年上。特に同業者。特に、既婚者w)

待ちに待ってました!とも言いたげな表情で。

でもわたしが男性だったら聞かないよねw

女性が仕事を辞める=結婚 のイメージが、女性の公務員に対してでも未だにあるんだなーと。
初体験でしたわ。
これからは、いろんな結婚観を持った人がどんどん出てくると思うから、あまり言わない方がいいと思う。

では本題、わたしが公務員を辞めた5つの理由について

1.年に1度提出するキャリアシートがどうしても書けなった

わたしの組織では、年末に自己申告表という、いわゆるキャリアシートを全員が提出します。
これまでにどのような分野を経験し、今後どのような能力を伸ばしていきたいか?という内容です。
そこに、異動希望の部署名を書く欄があるのですが、わたしはその欄をどうしても埋めることができなく気がついたら提出日でした。
昨年までは書いていたものをそのまま書けいいんだけれど、本当にやりたい?と自分に聞くと、そこまででは、、と返ってくる。
やりたくない仕事はあるけど、やりたい仕事が思いつかない。(マシな仕事はあったかもしれないけど)

その時に「もう役所でやりたいことは全てやったんだな」と思ってしまった。
『やりきった』という表現が最も的確。

もちろん、公務員道30年を超える諸先輩方におかれましては
「何を言ってるの?まだまだこれからよ!」というご意見もあるでしょう。
実際そうだと思います。わたしのまだ知らない部署や、地位での仕事は数え切れないほどある組織です。やりきったなんて、一見すれば大それた台詞です。

しかしながらわたしは、もう役所から頂きたいスキル・経験・人脈・知識を全て頂いたと感じてしまったのです。

十分すぎるほど頂いた。
十分すぎるほど良くしてもらった。
十分すぎるほどありがたい時間を過ごさせてもらった。

そう思ったら、この仕事を卒業して、次のステージにいきたいと欲が湧いたのです。

2.この組織で偉くなるイメージが持てなかった

近い将来「ライン(偉くなる道)」か「スタッフ(それ以外の道)」を選ばなきゃならない時がくるのはわかっていました。
ありがたいことに私には、素晴らしい上司や人間的に心から尊敬できる先輩がたくさんいました。
しかしながら、彼らの仕事を面白そうだと感じたことがなく。やりたいとちっとも思えなかったんですよね。
(特に議◯対応を死ぬほどやりたくなかった。昨年、1度だけメインでやらければならなくなった時、あまりのストレスに寝言で「ごめんなさい!」と謝っていたほど、わたしにとってスーパーストレスフルな仕事でした)

入庁した当時もそうだし、16年経った今もそう。
年齢が上がれば変わるかなと思いきや、全然変わらない。やりたくないままでした。

わたしは仕事が大好きで、仕事はLIFE(人生・生活)の中で本当に重要な位置を占めると思っているのです。
だって、これまでの人生でわたしを支えてくれたのは間違いなく仕事なので。

突然ランキング
〜人生の絶望第1位〜

当時大好きだった遠恋中の彼氏さんから
「他に好きな人ができた」と言われたこと。

しかも突然。しかも電話。

し・か・も
次に付き合った人にも同じ状況下(遠恋)で、
同じこと言われる。←絶望w

そのどちらの状況をも救ってくれたのは、、、仕事ですよ。
毎晩泣いて過ごしても、職場にいけば居場所があってやることがある。
食欲がなくても、仕事の頭が回らないのが嫌だから無理矢理ご飯を食べる。
お酒も、音楽も、友達も家族も慰めてくれたけど、救ってくれたのは仕事ですよ。
仕事って偉大。

とにかく仕事をこなしていれば今日が終わる。
そう思って毎日仕事に行ってましてた。

だからわたしは仕事に恩があるんです。
イヤイヤの仕事はしたくなかったんですね。
もちろん生活のためには、イヤイヤ仕事でもやるんだ!という意見もあると思う。そう思う人はそうすればいい。
でも私は違うっていうだけ。

3.そもそも定年まで勤めあげる気がなかった

こちらも大きな理由です。
わたしは18歳の高校卒業同時に入庁し、なんだかよくわからないうちから仕事してました。

ぼんやりと定年まで勤めるつもりはないから
いつ辞めようかなぁとずっと考えていたのは事実です。

二十歳あたりが、最も仕事辞めたい期で(周りも大学生ですしね。夏休み〜とかサークル〜バイト〜は羨ましかった)
もー辞めたろと思ってたところ、ある飲み会で同期が「3年経たずに辞めるやつはバカだ!採用した側の気持ちにもなってみろ」と、遠くで言っているのを聞いて「そういうものか」と思い、辞職を見送る。

その後、仕事がなんやかんやで楽しくなりつつも、これからどうする?と悩み始めた20代後半上司に相談。
なんか若色面白いことやりそうだしいいんじゃない?という軽いノリに、えー!そんな簡単?!と辞職を見送る。

しかし30代に入ってからは1年、1年騙し騙しで続けていた。
仕事は楽しく、職場は好きだったので。
あと、1年やってみよう。あと1年は続けてみよう。こんな気持ちで毎年いることをふと思い出し、最終的に辞めることを決断しました。

4.自分を否定するのはもうやめようと思った

意外と思われる方がいるかもしれませんが、わたし、自己肯定感がそんなに高くないんです。

「まさか」と思う方も、中には「やっぱり」と思う方もいるかもしれませんが、
結果的にわたしは公務員を辞めることで自己肯定感が爆上りしました。
これについては長くなるので、別記事でアップします。

5.お金貯めてどうすんの?何がしたいの?と考えてしまった

女・独身・1人暮らしをしていましたが、おそらく年間を通じての最たる出費は酒と年に数回の海外旅行なくらいで、他にはそこまで大きな出費しません。
コンビニにあまりいかなかったり、外食よりも自宅で作るご飯が好きだったりで、タイプとしては貯まるタイプだと思います。

子ども/新築の家/ マンション/新車/すごいいい腕時計など、人生における大きな出費に関しては、(今の所)予定も希望もなかったので、「わたし、お金貯めてどうすんだろ、、、」と、ふと考えてしまったわけです。

基本思考は「金は天下の回りもの」だと思っているので、貯めることで多少の安心感は得られど、快感は得られませんでした。
これが、通帳を見てワクワクするようなタイプだったら続けていたと思います。

じゃあ若色はお金貯めて何やりたいの?と考えた時に、思いついたのが、別記事”仕事を辞めてしたいこと”に続きます。